電験三種 合格者が教える 勉強方法

こんにちブログ主の「はるはろ」です。

前回の電験三種記事で初心者の悩みを紹介して、どう取り組めばいいか具体的なポイントを紹介しました。

簡単に復習します

  • 始める科目は理論から。けど、最初の電磁理論が難しいのでコツコツやりましょう 
    ※最近の新しい参考書では1章が直流回路の場合もあります。
  • 参考書は各科目別に1冊に絞って、何冊も買わない。買っても2冊まで。
  • 勉強する習慣をつくる

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勉強の始め方は判ったけど、4科目ある試験をどう学習すればいいの?
こんな疑問が出ると思います。

今回の記事を読めばそんな疑問が解決できます。

簡単に自己紹介をします。
昨年、わたしは電験三種を合格しました。科目合格は無かったので、一発合格です。

 経歴 ➡ 4年前に受験し不合格(理論のみ科目合格)、その後無勉で受験し科目合格無効
    昨年、再度挑戦して合格。

 勉強期間 ➡ 4年前:8~10ヶ月間  昨年:3.5ヶ月間  合計:1年以上

ぼくが感じた悩みや失敗を織り交ぜて、今回はポイントを3つに絞りました。

ポイント3選
  1. 理論が一通り終わるまで、他科目の勉強は控える
  2. 参考書と過去問の使用比率は3:7
  3. 過去問は少なくとも5年分以上繰返す

このブログを見てくれた皆様には、ぼくの様な回り道をせずに効率的に学習を進めて欲しです。

それでは始めます。

1.理論が一通り終わるまで、他科目の勉強は控える

学習は過去問を自力で解けるくらいまで、実力が付くまでは1つの科目に集中した方がいいです。

そして、4科目の中で理論が全ての基礎なので理論から取り掛かりましょう。

  • 理由

ぼくは理論を取り組みながら並行して、電力や機械にも手を出して非効率的な勉強をしていました。

結果、時間の無駄でした。
知識を増やす事に時間がかかるわりに、どれも中途半端で身に付かない。

電験は全ての科目が繋がっていると言いましたが、
実力がないうちは各科目の繋がりは意識しなくて大丈夫です。

かえって混乱します。

基礎である理論を理解できたら、後が楽になります。

なので、愚直に1科目ずつ勉強するのがベターです。

 

  • 具体例

参考書の内容を理解しながら各章にある例題・演習問題を実践しましょう。

例題はその章のオーソドックスな問題が掲載されています。
公式の使い方や問題の解き方がなんとなくでも判ります。

例題の時点でわからない場合は、式の変換を理解出来ていない場合が多いです。
ゆっくり読み返して下さい。

参考書を一通り読破したら、その後は過去問に移りましょう。

次に、過去問の上手な使い方を紹介します。

2.参考書と過去問の使用比率は3:7

試験に合格するには参考書の知識だけでは、歯が立ちません。
過去問を解くことによって、得る知識も非常に重要です。

また、過去問から直近の出題傾向と問題の頻出の程度が判ります。

なので過去問を中心に学習に取組むのが効率的です。

実際ぼくは

  参考書:過去問=3:7 

くらいの割合だったと思います。

  • 過去問が大事な理由
  • 文章問題
    よくあるパターンが参考書の内容を理解していたら、5個ある選択肢から2個までは
    しぼれます。
    しかし、あとの2択が参考書ではあまり紹介されていない場合が多いです。

    問題によっては試験の合格基準(60点)を調整するために、
    わざとニッチな問題を作成している事もあります。

    それら全てを細々と深堀りするのは難しいですよね。

    じゃあどうするか、そこで過去問の解答の解説から知識を得る。

    新しい問題も既存の問題をアレンジして、組み合わせで作られています。

    なので過去問から学んでおけば、2択まで絞った先のもう一歩が判る様になります。 

  • 計算問題
    類似問題は出るが、全く同じ問題はほぼ出ません。
    どういうことか?

    簡単な計算を例に説明します。
    例)A ✕ B = C と言う公式があったとします。

    問題に A =7,C = 21と与えられ、Bを求める問題だったとします。
    公式に当てはめると
     7 ✕ B =21 ➡ B = 3
    と答えを求められました。

    それと全く同じ問題・同じ解になる問題は今後出ません
    しかし、B = 8,C = 32は与えられ、Aを求める問題は出ます。
     A ✕ 8=32 ➡ A =4
    と答えを求められました。

    これは根本的な問題の解き方、つまり「公式: A ✕ B = C 」を知っていれば解けます。

    この様に、題意に条件が与えられ、公式を変形する事で解ける様な問題はよく出題されます。

    問題にはパターンがあります。
    参考書だけではその感覚が身に付きません。
    どんどん過去問を解き慣れましょう。

以上、過去問の重要性を紹介しました。

過去問は実際の試験なので、これほど重要なものはありません。
生きた教材です。

過去問中心の学習にするとおのずと、
 参考書:過去問=3:7
の割合くらいにはなると思います。

3.過去問は少なくとも5年分以上は繰返す

過去問は最低限、5年分くらい自力で8~9割近く取れる様にしましょう。

出来れば10年分は実施してほしいです。

  • 理由
  • 多く解くほど傾向が知れます。
  • 高頻度の範囲と、低頻度の範囲(数年に1度)の違いが判ります。
    つまり、学習範囲のメリハリをつけれます。
  • 計算は項目により、出題パターン・公式の使い方などの型が決まっている事に気づきます。
    それにより、暗記した公式をパターンに当てはめれば解ける様になります。

繰り返しになりますが、過去問は全く同じ問題は出ません。

ですが類似問題は意外と多いです。

数おおく解き、解き方に慣れて、最終的には自力で答えを導き出せる様になりましょう。

過去問を繰返し解き、分からなかった箇所、間違った箇所を重点的に復習するのが効率的な学習方法です。

4.まとめ

長々と説明しましたがまとめます。

▼ 今回の重要ポイント

  • 愚直に1科目ずつ勉強するのがベター
  • 参考書を読破したら、過去問を中心に学習する
  • 過去問は最低限5年文、出来たら10年分を自力で解けるまで繰り返す

結局、自分との戦いになります。

最初のうちは勉強のハードルを下げて、学習し続ける習慣を作ってみてください。

ぼくもこの方法で合格したので大丈夫です。

ちなみに学習した順序は・・・

理論 ➡ 電力 ➡ 機械 ➡ 法規

みなさんの電験三種の役にたてば幸いです。

最後まで見て頂きありがとうございました。

ではまた

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