こんにちブログ主の「はるはろ」です。
今回は電験三種で必須のアイテム「電卓」についての記事です。
電験三種は関数電卓が使えないため、一般電卓を使う必要があります。
一般電卓は、関数電卓の様に楽に計算が出来ずに不便ですよね。
電卓計算時のうっかりミスや、計算に時間がかかり持ち時間が少なくなった経験はかありませんか?
今回は、一般電卓でも計算が楽に出来る方法を試験で役に立つ機能に絞って紹介します。
それと合わせ、使いやすい電卓を紹介します。
実際に電卓の使用方法によって、ぼくも計算速度が格段に変わりました。
恥ずかしいことに、これらの便利機能を知ったのが昨年でした😓
電卓は必ず使う必須アイテムなので、早いうちから使い方をマスターして効率的に勉強しましょう。
ちなみにぼくが使っている電卓は
CASIO MH-10Tです。
ボタンが大きいので押しやすく、ボタン間隔も充分あるので押し間違いがありません。
何より安いのがいいです😊
これを例に説明します。
1.平方根(√)の時短ワザ
例)√3=1.732… ですよね。
計算する時に直接入力してもいいですが、
[ 3 ] ▶ [ √ ] ➡ 1.732…
こうした方が速いです。
打ち間違いもないので効率的です。
応用例)「5✕√3=8.66」の計算
[ 5 ] ▶ [ ✕ ] ▶ [ 3 ] ▶ [ √ ] ▶ [ = ] ➡ 8.66
これで求めれます。
平方根(√)の数字を入力するより早くて確実です。
2.累乗(2・3…乗)の時短ワザ
例)4の累乗 で考えてみます。
4^2(4の2乗)ならば
[ 4 ] ▶ [ ✕ ] ▶ [ = ] ➡ 16
と求めれます。
これはご存知かと思います。
では、4のn乗ならば
[ 4 ] ▶ [ ✕ ] ▶ [ ✕ ] ▶ [ = (イコールを (n-1) 回押す)] ➡ 4^(n-1)
と求められます。
累乗の計算がパパッと出来ますね。
簡単に説明すると、
2乗ならイコール1回押し
3乗ならイコール2回押し
・・・・・・・・・・・
n乗ならイコールn-1回押し
文章で書くと面倒に見えるかも知れません。
簡単なのでこの場で試してみて下さい。
3.メモリ機能を使った時短ワザ
電卓のメモリに数字を記憶させて計算する機能です。
これは最も使う機能です。
記憶させたり、記憶したのを呼び出すのに使用するのが
「MRC」「M+」「M-」これらのボタンです。
(電卓によってはMRCでなくRM(メモリ呼出)とCM(メモリ消去)に別れているのもあります)
- 「MRC」:1回押すと [RM](メモリ呼出)、2回押すと [CM](メモリ消去)の役割をします。
- 「M+」:入力数値や計算結果をメモリに加算します。
- 「M-」:入力数値や計算結果をメモリに減算します。
「MRC」「M+」の使い方
例)√(12^2+16^2) = x で考えて見ます。(ちなみにx=20ですね。)
先に考え方を紹介します。
12の2乗と16の2乗をそれぞれ計算し、メモリに記憶させる。
あとはそれらの和を平方根にすると、解の「20」が求まります。
電験はこの様な2つ以上の計算の和を用いる問題は多いです。
例えば・・・
理論:電磁理論 電力:電圧降下 機械:同期機・変圧器・照明 etc
これを使えるかの有無で計算時間が格段に変わります。
是非マスターしておきましょう。
メモリに数値が残っているか判らない場合は、モニタの「M」表記があるかを確認しましょう。
あれば上の消し方で消去しておきましょう。
なければ消えています。
※(電卓によってはMRCでなくRMとCMに別れているのもあります。その場合はCMでOKです。)
ちなみに「M-」はそのままの意味で引き算のメモリです。
メモリないの数値に対してそのまま値を引いてくれます。
「M-」の使い方
例)メモリ内に40と記憶されているとします。それに5を減算してみます。
[5]⇛[M-]⇛[MRC]→35
[ 5 ] ▶ [ M- ] ▶ [ MRC ] ➡ 35
この様に求めれます。
注意点として、「5」を引くために「-5」と入力するとメモリ内計算処理が「40-(-5)」と計算されるので計算が間違える原因となります。
あくまで引きたい数値だけを入力しましょう。
簡単なのでこの場で試してみて下さい。
4.使いやすい電卓とは
ぶっちゃけ自分が馴染めばなんでもいいです。
ぼくは、ボタンが押しやすい(ボタンが大きい=電卓が大きい)のが重要と思っています。
メモ帳サイズの電卓は筆箱に入るので持ち運びに便利ですが、小さいので使い辛いです。
時間が勝負の試験なので少しでも計算のミスを減らせられる様に扱い易いものがいいですね。
あとは、[→]で修正出来る電卓や[00]がある、[RM]と[CM]に別れている電卓なんかも使い易いと思います。
5.まとめ
今回は電卓の使い方について最も使うだろう機能に絞って解説しました。
まだ紹介していない機能もありますが、これだけで充分な時短が出来ると自負しています。
最初のうちは操作ミスがあるかも知れませんが、今のうちから慣れておけば本番では強い味方です。
今後も電験を始め電気関係の資格の記事も書いて行こうと思います。
過去の記事も読んで頂けたら嬉しいです。
ではまた
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